二次元裏@ふたば
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画像ファイル名:1787420879726.jpg-(69823 B)
69823 B26/08/23(日)02:47:59No.1461240838+ 06:43頃消えます
対戦:729970
観戦:701160
最強の自分の使ってるデッキを使ってる決闘者設定投げ合いコロシアム!(フリー編)
ルール周りはドレコロ準拠
・デュエル後使ったデッキ内容の簡単な説明とそのデッキを使う決闘者の設定を投げよう※強制効果
・対戦後挨拶でキャラエミュするかとかMDの名前どうするかとかは任意効果だよ
・こんな子がこういうデッキ使ってるの良いよね!とかのふわっとしたイメージでも良いしガッツリ詰めても良いよ
>>使ってるテーマに原作で使用してるキャラ居るんだけど‥‥
>TFでゆまがHERO使ったりしてたでしょ?
・参加者からの要望によりアンリミテッドルールにするよ
スプシだよ
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1hAyE2aewJEw5h_CH6zAZ3VOPKv1i3pNGx0gH1O2bQaw/edit?usp=shari
126/08/23(日)05:01:00No.1461250225+
先々週に投げた奴がログに残ってないので一緒に投げます
転生編ラヴォアジエです

濃霧の雪山を人形に挟まれて歩く。ただ、後ろのプニゾォネは逃がさないというよりは。こちらが逸れない様にエスコートしている様だった。
「まさか、こんなにも素直に案内してくれるとは」
「丁重に扱えとの命令ですので」
僕の軽口にペカァーレは素直に答えた。
「それはどっちの命令だ?上司か?本体か?」
次の質問には硬く口を閉ざして、こちらを振り向きもしない。
(まあ、言わないか)
デラーシュとパイオニアの仲違いはずっと前から耳に入っていた。
今、街の主導権を握っているのが二人の内どちらか。前者ならいい、後者は最悪だ。
女たらしのナンパ男なら、すぐに明け渡すだろうが、宣狂師なら最悪だ。
回収対象がとっくの昔に教化されてるかもしれない。
226/08/23(日)05:01:15No.1461250236+
「ラヴォアジエさん、彼女は一体誰なんです?」
江鹿がのんきな様子で質問してきた。
「幹部が操ってる人形だ。自立思考してる。人として扱っても良いレベルで高度な思考回路を持ってる」
幹部、シェルトーレの人形にはとにかく手を焼いているから、どれほど優秀かはよく理解していた。
特定物品所持で摘発した違法娼館に八割の確率で娼婦として混ざっているのだ。彼女の目的は知らないが、殆どが自分を人形だとすら気付いていない程に自然な生理現象を再現している。部下ですら見破れるのは一握りだ。
「へぇ…」
「だが魂が無い。だから、人とは扱えない」
故に僕は見破る事が出来る。誰しも生き物なら必ず内側にある筈の灯がないのだから。
326/08/23(日)05:01:44No.1461250250+
「無情ですね」
この世界は魂の存在が確立されている。その有無は、人と作り物の境界が曖昧なこの世界では絶対の法則だ。
どれだけ見た目が機械や泥の塊だろうと、魂があればそれは人であり課税の対象。どれだけ人間に近しくとも魂が無ければ物でしかなく、税を取り立てる対象ではない。
それが僕たちブプリカヌスの原則であり、この世界の法。
「それが摂理なんだよ」
目の前の人形がどれだけ人に似せられていようとも、その内側に灯はない。ただの物。ブプリカヌスにとっては誰かの財産だ。
「どうぞ」「こちらです」
二人によって案内されたのは、人ひとりがギリギリ出入りできそうなシェルターだった。
426/08/23(日)05:02:14No.1461250265+
「狭いですね…」
それも当然だ。
「緊急用の脱出口だからね」
いざという時の為に作られた出口。ここに案内されたのは、単にここが一番近かったからだろう。
「詳しいですね」
二人がシェルターを開ける。長年使われてないのだろう、重苦しく軋み不快な音を奏でている。
「ああ、ここは──」
奥を見つめる。非常用ライトが奥から順々に点っていく。その度に、心が押しつぶされそうになる。
「──僕の古巣でもあるからね」
かつて、僕の全てを変えたあの組織が、あの男が、デラーシュが居るこの場所に、僕は再び足を踏み入れた。
526/08/23(日)05:02:49No.1461250290+
───────────────────────
四人は広い街道に出ていた。巨大な空洞から光が落ち、街を照らす。その荘厳な風景に江鹿は圧倒された。
「セルフ拷問キット!今なら安くしておくよ!」
「おお。別にそういう趣味はないので勘弁しておきます。それよりも掃除機ありませんか」
街道は騒々しく、見た事もない様な物で溢れていた。
そしてそのどれも安全性が考慮されていない様に見える。
「おいテメェ!今タレ二度漬けしたか!?」
「三度目だが?」
「おう表出ろこの野郎!ぶちのめしてやるよ!」
目が付くのは何所を見てもデュエルが行われている事。
626/08/23(日)05:03:56No.1461250328+
「タバコは何時から?」
「300年位前から」
「なるほど、あそこに自動車が止まってますよね?タバコを吸わなければ、」
「もまん」
「あれを買えたんですよ」
「あれは私の車です」
「誰だ今の」
そうでなければ皆一様に生産性のない下らない話をしている。
会話の内容に聞き耳を立てても何も役に立ちそうにない。
726/08/23(日)05:04:45No.1461250355+
そして何より目が付くのが、人型とはかけ離れた存在が闊歩している事。
「あの…白い饅頭みたいなのが動いてた気がしたんですが…」
「ここにはなんでも居る。動く饅頭なんて珍しくない──」
「オネーチャン方!グールノ干シ肉ハイラネェカ!?味ハ保障スルゼ!生産元ハコノオレダカラナ!」
「──…要らない。はぁ、こういう変なのばかりだ」
見るだけで気を失いそうな存在から、何所かマスコットの様なかわいげすらある存在まで、想像の出来うる限りの、それどころか想像すら超えた存在すらいるのだろうと江鹿は思った。
「不思議な場所ですね」
「ここに居る三割は不死者…本来はこの世界に来るはずもない者たちだ。馴染めなかったからここに集まってる」
そう話しながら歩いていると、プニゾォネとペカァーレは巨大な城前に立ち止まる。
「着きました」
「ようこそ、ツェン・コハヴィンへ」
826/08/23(日)05:05:34No.1461250381+
───────────────────────
「…長いですね」
「山の半分の高さはある…。上層階の1階層の高さが相当なんだ、ここは」
行く階が24階とはいうが、普段のガーディアン所有のビルの24階まで行く時間とはすでに倍近い時が経っている。江鹿がそう思った直後にチーンとベルが鳴り、漸くの到着を伝える。
「案内はもういい。江鹿、こっちだ」
ラヴォアジエは案内の二人にそう言って、江鹿の手を取り進む。そうして扉の前に着いたラヴォアジエは江鹿に念を押す。
「江鹿、良く聞け。これから会う相手は心の底まで読んでくる。隙を見せるな、何か言われても適当に流すんだ。いいな?」
「わかりました」
江鹿が返事をすると、ラヴォアジエは扉を叩く。「入れ」と中から声がし、ラヴォアジエは扉を開いた。
926/08/23(日)05:07:16No.1461250424+
「久しぶりだな、アンドレア」
少女たちを侍らせた一人の男。江鹿はラヴォアジエの警告を思い浮かべつつも、よくある小物悪役の様に思い軽蔑した。
「命令でなければ来ることはなかったでしょう。お邪魔しているウチの者は何所に」
「そこにいる」
彼の指差した先に、一人の女性が苦笑いしながらこちらに手を振ってアピールしている。ラヴォアジエはその女性の傍に行くと少し無理矢理に手を引き扉へ向かおうとする。
「では、これで」
「少しは話そうじゃないか。ひさびさに会ったんだし…」
「僕は二度と会いたくありませんでした」
「つれないな…」
男はそう言うと、少女たちを引き離しこちらに向かう。引き離された少女たちはというと、全員が寂しそうな顔をした後、皆して男の傍に駆け寄っていた。
1026/08/23(日)05:07:40No.1461250442+
「その連れの子について少しは話してくれてもいいんじゃないか?」
急に自身に話題が移った事に鹿江は驚き、不意に顔を逸らした。
「部下だ、臨時の。だから詳しい事なんて知らない」
「素直じゃないな。だがそうして知ってる事はきっぱり言うのは相変わらずだ。だから──好ましい」
その言葉にラヴォアジエはビクリと身体を跳ねさせる。
「っ…ふざけた事を言うな、デラーシュ…!」
「ふざけてはいない。昔の様に──」
そう言って頬に触れようとする男の手をラヴォアジエは跳ね除け無理矢理に拒絶した。男の後ろに居た少女たちはラヴォアジエを睨みつけるが、それを男は手で制す。
ラヴォアジエもまた、唸るように息を激しくしながら男を睨みつける。長い静寂が部屋を包み、男の視線が鹿江に向く。そして再び長い静寂が訪れた。
1126/08/23(日)05:10:55No.1461250545+
「…なんですか?」
視線と静寂に耐えきれなくなった鹿江がそう言ったその直後。鹿江は心の中に何かが貫く様な感覚を覚え、背筋が凍った。
「魂と身体の不一致。身体は随分と弄られてるな、それに宝石持ちか…」
(!?バレた!今の一瞬で!?)
全身に鳥肌が立つ。身体中を無理矢理調べ尽くされたような悪寒に包まれる。
「ああ、君の事だけだが。すまない、人の心をずけずけと覗くなと部下にはよく言われているが、癖なんだ」
ゾッとした。心の声にすら、男は言葉を返して来た。
「そうやって他人を弄ぶなデラーシュ!」
男は、鹿江の前に庇う様に飛び出したラヴォアジエの叫びを受け流しながら椅子に座り直す。
「まあ、後は好きにしろ。城は閉じるが町は好きに見て行くと良い。豪雪期も終わって騒がしい時期だ、観光にもちょうどいいだろう」
「誰がするか。クソ野郎」
ラヴォアジエはそう言って固まる二人を連れて部屋を後にした。

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