二次元裏@ふたば
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画像ファイル名:1786542856506.png-(254199 B)
254199 B26/08/12(水)22:54:16No.1457999350そうだねx2 13日00:21頃消えます
ニャアン人妻概念のおはなしするね。
ニャアンはエグザベくんとも結ばれました。マチュはちゃんとシュウジのことを連れ戻しました。
ニャアン・オリベは無事名誉除隊しジオン公国の市民権を獲得した。今はジオン公営団地に住んでるよ。シュウマチュ夫婦も隣に住んでいます
採光性も高い大きな窓もある。4LDK風呂トイレ別。愛の棲家にしては十二分であった―――。
ニャアン妊娠9月を迎える頃、ふとスマホを見ていると目についた言葉があった。
妊婦であるニャアン、検索ワードは妊娠や出産に関するワードが多くなり。検索サイトもそういった話題ばかりニャアンにサジェストするようになっていた。
そして、彼女が目にしたものはこれであった
―――自宅分娩
「そっか、家で産むのか…」
ニャアンは落ち着いた表情でその言葉を目にしていた。
すこしむかし、イズマコロニー時代の思い出がちょっと頭をよぎる。
思い浮かぶ人物はマチュでもシュウジでもない年上のおねえさん「アンキー」であった。
126/08/12(水)22:54:27No.1457999422+
そう、旧世紀においては分娩は医療行為ではなかった。病院でなくても分娩は可能であった。
宇宙世紀においても自宅分娩の必要性はあった、自然主義的観点でそれを望むものもいれば、金銭的理由で自宅分娩しか選択肢がない人間もいた。
ニャアンは後者であった。
ニャアンはエグザベくんに口を開く。土曜の午後、半ドン勤務帰りのエグザベくんはソファーでくつろいでいた
「お家で産むことも考えていました…」
「お家で産む?」エグザベくんきょとんとしている。
「はい、自宅分娩です…ひとりで産むことを考えていた…頃もありました」
「…なんでそんな事を!?ジオンには病院だってあるじゃないか!」
「わたしは難民だったんですよ『あなた』、IDカードがないから病院なんて通えなかった…ひとりで産まないといけなかった、かもしれなない」
ニャアンの顔は深刻です。
「マチュ達呼んでくるね、その方が話が早いから」
226/08/12(水)22:54:39No.1457999500+
ニャアン、軽金属性の玄関を開ける。お隣さんのシュウジとマチュを呼ぶ
シュウジとマチュは偶然にもキラキラ(性行為の意)の最中ではなかった、生粋のヌーディストで常につながりあっているシュウマチュ夫婦であるが
その日普通にリビングでのんびりしていた。ニャアンの気持ちを察して、待っていたのかもしれない
ニュータイプ同士、嘘をつくことはできない。
326/08/12(水)22:54:53No.1457999579+
「エグザベくんやっほ♪」マチュがエグニャア家の玄関をまたぐ
「エグザベくんおはよう」シュウジも一緒であった、赤と青の番(つがい)はいつも二人で一人であった。
淫らな格好はしていなかった。前述の通り生粋のヌーディストであるシュウジとマチュ、普段着からして紊乱であった
マチュはビキニ水着にホットパンツ、シュウジはいつものセクシータンクトップといった具合であるが、
ニャアンのおうちにお呼ばれする時はちゃんとした服装を着こなす。ちゃんとしているといっても普段着なのだが
「人間社会で生きていく上の礼儀」とシュウジは呼んでいる、着衣は社会とつながる儀式であった
「マチュ、ニャアン。エグザベくんにアンキーおねえさんについておはなししてあげて」
マチュ達をソファーへ導くニャアン、冷蔵庫からピッチャーに入った麦茶を取り出す。
氷の入ったコップへ注ぐ、結露でコップが玉のような汗をかいている。
ズムシティは夏を迎えている。密閉型コロニーの気温は常に一定であるが暦の上では8月は夏なのである。夏らしい演出をしたい
426/08/12(水)22:55:11No.1457999679+
「アンキーさん、名前しかきいた事がないんだ…一応きみたちがお世話になった裏社会の人間だというのは知っている」
エグザベくんのアンキー知識はその程度であった
「まぁそうなんだけどね、ジークアクスでクラバはじめたのもアンキーの紹介からだし」マチュ
「まぁお世話になったね」シュウジ
「それもそうなんだけど…」ニャアン
「うん、ニャアンはアンキーにお世話になったんだよ」
本編では一切絡みのないアンキーとニャアンであるが。実は深い関わりがあった
「ニャアンが?」
「…」ニャアンうつむき始めた。あまり語りたくないといった顔であった、その様子をエグザベくんが見過ごす訳がなかった、彼だってニュータイプだ、ソレ以前に察しのいい旦那さんであった
「話したくなかったらおはなししなくてもいいんだよニャアン」エグザベくんの声はやさしい
526/08/12(水)22:55:39No.1457999847+
「いいの、わたしがはなしたいから、だから大丈夫です『あなた』」
ニャアン、顔をあげる。その表情に憂いはなかった、
これからアンキー姉さんとニャアンのおはなしがはじめる。エグニャアとは直接関係のないおはなしであるが、ニャアンにとってはとても重要な話であった
626/08/12(水)22:55:49No.1457999903+
「わたしが妊娠している事を教えてくれたのはアンキーおねえさんだったの―――」
ニャアンによるイズマコロニーでのつらい過去のおはなしがはじめる。難民であり運び屋であるニャアン、時には謂れなき暴力に屈する時があった
ひどいことをたくさんされた、しかしニャアンは飄々と生きていた。犯される毎日、避妊しない暴漢もいた。故に孕むのは仕方のない事であった。
ある日、ニャアンは心労で倒れる、そして妊娠している事を知る。その時いろいろ手助けしてくれたのがアンキーであった
闇医者を手配し、診断し。彼女に新しい命がいる事を告知する。堕胎の選択肢もちゃんと用意してくれた。17歳で母親になる事は宇宙世紀においてもリスクであった、しかも授かりたくて授かった子ではない。
「この命、好きにしてもいい。けどね、育てるなら―――せいいっぱい愛してあげなよ」
アンキーの言葉には重みがあった。
カネバン公社代表「アンキー」、通名である、本名ではない。37歳バツイチ。当時5歳になる息子がいた。戦禍で息子も夫も失っていた。
726/08/12(水)22:55:59No.1457999966+
「アンキーおねえさんからいろんな事を教わりました。赤ちゃんの事、今後の事、出産の事…産むか産まないか、命の選択。全部お世話になったんだ」
ニャアンは淡々と語る。ニャアンの存在はグラナダ時代からしか知らないエグザベくんにとっては寝耳に水といった具合であった、しかしニャアンの悲しく過酷な人生はうっすらと知っているつもりであった。
その彼女の境遇もそしてお腹の命も愛する事を誓ったエグザベくんであった。強い意思を持つ男だ。
「アンキーはわたしに言った『最悪、一人で産まないといけないかもしれないさね』って」
「一人って…」エグザベくん
「わたしたちがいるからそんな事はさせない!ってアンキーには言ったんだけどさぁ」マチュが続く
「マチュもシュウジもクラバでどうにかなっちゃうかもしれないし…本気で一人で産む準備してたんだ…」
ニャアンはお腹を抱えながら語る。
826/08/12(水)22:56:13No.1458000050+
―――ニャアンさん、よくお聞き。かなりキツいけど。命を授かった以上。これは避けて通れない道だよ
かつてのアンキーはそう語った。
―――あんたは一人だ、わたしが面倒をみてあげてもいいがそれにも限界がある。あのチビとノッポ(マチュとシュウジの意)だっていつまでも一緒にいるかはわからない。
アンキーは続けて語る。
―――ここは難民街だ、あんたは難民だ市民権はおろかIDすらない。産婦人科らしいものなんて堕胎用の闇医者しかいない、出産は一人でやるんだ。覚悟はあるね?
「わからない」ニャアンは困りながら語る。タマゴ一つぶん程度の小さな膨らみがお腹に宿っている。ニャアンにとって妊娠という結果にまだ実感はなかった
926/08/12(水)22:56:23No.1458000104+
―――でも、アンタは産むんだろ?産むって決めたんだろ?
「はい、産みます」
―――じゃあ覚悟しな。覚悟があれば、赤ちゃんなんて余裕さね。腹をくくるんだね。
―――いいかい、ニャアンさん、アタシの言葉をよくお聞き。必要な事、必要な道具全部教えてあげる
裏世界で生きるアンキー自家分娩のハウトゥーも精通していた。アンキーも我が子を自宅で産んだ過去があるが。その経験則で語る
1026/08/12(水)22:56:38No.1458000196+
―――羊水で床がビシャビシャになるからビニールシートをたくさん、バスタオルはいっぱい。水中出産したかったらお庭で遊ぶ為のビニールプール。赤ちゃんのおくるみ。ペット用のトイレシーツ…
ニャアンは自宅分娩について語り始めた。その言葉は基本的にふわふわ生きているニャアンの口から出てくる言葉とは思えないほどしっかりとしていた
―――産湯とたらい。へその緒を切る消毒済みのハサミ、もちろんおくるみ。後産した後の胎盤を入れる医療用パックは闇で購入すれば手に入るってアンキーが言ってた
―――水中出産はお風呂でもできるって言ってたけど…うちのお風呂狭いから諦める事にしたよ
イズマコロニー時代のニャアンの自室。トイレ風呂洗面台がセットになった3点式ユニットバスはあまりにも狭かった、膝を抱える浴室は出産に向いているとはいえなかった。
―――一人でイキんで。一人で赤ちゃんすくい上げて、一人で産む。とても大変だけど、それは奇跡の瞬間だって、多分一生忘れる事がない出来事だってアンキーおねえさんは言ってたよ。
1126/08/12(水)22:56:54No.1458000283+
ニャアンの語りを。赤青茶の三人は固唾を飲んで聞いていた。飄々と生きてきたニャアンのここまで真剣な姿を見るのは、もしかしたらはじめてだったのかもしれない。
軍籍時代のニャアンの凛々しさとは違うとエグザベくんは思っていた。
イズマコロニー時代のちょっと抜けてるけど地に足を降ろしてしっかり生きている感じのニャアンとは違うとマチュは思っていた
いつもと違う「匂い」がするとシュウジは感じ取っていた。
1226/08/12(水)22:57:04No.1458000350+
「わたしは、ひとりでもこの子を産むつもりでいた…だって授かった、命だから…それだけです」
ニャアンは語りを締めくくる。
「そんな事させない!」エグザベくんは叫ぶ。
「あたりまえじゃんエグザベくん💢💢💢」赤髪の狼も叫ぶ。
「人類と野生動物、違う点は一つ。育児と出産を共同で行う事。それが文明を栄える起因になったんだよニャアン。だからみんなで産もうね」
シュウジはおだやかに語る。
「うん…ちゃんと病院で産むかな」
ニャアン、いまはイズマコロニーの難民ではない、サイド3の市民権を有している。産婦人科にだって通えているし、多分出産は高度な医療設備を備えたジオンのニュータイプ施設になるだろう。
ゼクノヴァの海を泳いだニュータイプによる出産。人類史において初めての出来事となる。新人類が産まれるかもしれない。月面着陸よりも貴重はデータである
1326/08/12(水)22:57:15No.1458000418+
「自宅分娩…わたしはしてもいいと思っている」ニャアンすこし弱々しく口にする
「なんで!?病院で産もうよ!?」マチュおもわずつっこむ
「だって…一人じゃないから、マチュやシュウちゃんもいるし。それにエグザベ少尉もいてくれるから…ひとりじゃないなら、おうちで出産。怖くない」
ニャアン、言葉尻は弱々しかったが、そこには芯のある強さが存在した。ニャアンはつよいこだ
「うん、自宅出産もいいかもしれないねニャアン」エグザベくんが口を開く
「そう・・・でしょうか「あなた」…」ニャアン
「けど、万が一って事があるからね、ボクにとってもキミにとっても、はじめての出産になる。不安要素は少ないほうがいいと、僕は思っているよ」
エグザベくん、一般論を語っているだけのように見えるが、ニャアンの事を思っての言葉である事はニャアン自信深く理解していた。
1426/08/12(水)22:57:28No.1458000506+
「そうします…病院でうむ」
「そうだよ!まぁ自宅分娩もちょっと憧れるけど…最初は病院かな」
「自然の理(ことわ)りにすべてをまかせよう」シュウジの口癖である
その言葉の影響もあってかナチュラリスト思考が少しある。自宅分娩ってちょっとキラキラじゃん?

「出産…立ち会ってもいいかな?」マチュが伺う。
「もちろんだよマチュ、マチュはわたしのマブなんだから」ニャアン快く許諾
「ボクもみたいなぁ赤ちゃん産まれる所」シュウちゃん
「シュウちゃんはちょっと…はずかしいからイヤ…けどいいよ?」ニャアン恥じらいながら許諾
「あなた…もちろん赤ちゃん産まれる時は仕事…休んでくれますよね?」ニャアンジト目でエグザベくんを牽制
「もちろんだよ、ぼくとニャアンの赤ちゃんだもの、見守らせて、神聖な瞬間を」
エグザベくんとニャアンの手が硬く結ばれる。夫婦が家族になる瞬間がもうじきはじまろうとしていた
出産予定日まであと数週。たのしみだねニャアン、いいおかあさんになろうねニャアン
1526/08/12(水)22:57:39No.1458000560+
一方、ニャアンはヒゲマンのツテでとある秘密電話を交わしていた。相手は素性のしれない中古MSブローカーであったそうな
「はい、もうすぐ産まれます、産みます。頑張ります」
「しっかりやりな、頑張るんだよ」
「アンキー、ほんとうにありがとう。わたしにとってあなたはおかあさん、なのかもしれません」
「おかあさんって呼んでいいですか?」
「好きにしな」
「おかあさん…ありがとう…」
短い言葉であったがそこのニャアンとアンキー姉さんの絆が結ばれていた
キシリアお母堂とアンキー姉さん、親無きニャアンにとって母親は二人存在した
母がいる。それだけでニャアンは強くなれる。立派なあかちゃん産もうねニャアン
1626/08/12(水)22:59:39No.1458001298+
以上がニャアン自宅分娩概念の全容です。
ニャアンとアンキーには何か関係があるとおもっています
来週はお盆なのでおやすみです。
次回は再来週です。またニャアンとおかあさんについておはなししましょう。
次回のジークアクスの内容次第で語り足りない所があると思いますので、続きはまた後日。
1726/08/12(水)23:08:10No.1458004321+
ニャアン自宅分娩概念
1826/08/12(水)23:12:28No.1458005772そうだねx1
ニャアンは一人でも産むつもりだったよ
ニャアンはつよいこだよ
ニャアンはいいおかあさんになれるよ
1926/08/12(水)23:18:21No.1458007631+
お盆だねニャアン
キシリア様かえってくるよニャアン
2026/08/12(水)23:33:36No.1458012219+
ディアボロ太郎さん...

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