二次元裏@ふたば
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画像ファイル名:1777229683737.png-(1151848 B)
1151848 B26/04/27(月)03:54:43 ID:sdpyUzPgNo.1424248466+ 07:40頃消えます
今日はまだバレンタイン8日目なので水龍軍のバレンタインの話です
fu6607380.jpg
126/04/27(月)03:56:05No.1424248525+
何このスレ
226/04/27(月)03:56:45 ID:sdpyUzPgNo.1424248544+
「バレンタインチョコぉ?」
2月の頭の頃、水龍軍拠点内の執務室にホムコールモンの素っ頓狂な声が響いた。
「そうなの!リアルワールドだと今ぐらいの時期にね、みんなにね、チョコをあげるんだって!だから私も…」
「はぁ…いいかオイナ、私達は軍隊だ。遊んでる暇はない。それにデジモンとして、ニンゲンの模倣ばかりを行うのは誇りに欠け──────」
そこまで言ったところで、彼は眼前の幼女の瞳が潤んでいることに気づいた。
「…………だめ?」
「…………………………。はぁ…」
こういう場面でホムコールモンが彼女に対しため息をつくときは、概ね了承の前振りであった。
父親が娘に対して甘くなるのは、人間でないデジモンという種族でも、ましてやそれが偽りに満ちた関係だったとしても、変わらないらしい。
いや…彼の感情はむしろ、父娘というよりも、若者が想い人に向けるそれであったのだろうか。
「わかった。欲しいものをマーメイモンに言いなさい。」
「やったぁ!ありがと、ホム!」
ウキウキとした足取りで執務室を後にするオイナを見るホムコールモンの目は、どこか虚であった。
326/04/27(月)03:58:38 ID:sdpyUzPgNo.1424248611+
「あの…オイナ様…本当にこれだけの量をお求めに?」
「うん!」
困惑気味に話すマーメイモンに、幼女は元気に答える。
「しかし…これだけの量のチョコレートというと…1000人分ぐらいになりますよ?」
「みんなにあげるんだったらそれでもぜんぜん足りないぐらいでしょ?」
水龍軍は、分裂した元水龍軍の人員をホムコールモンが半ば無理やり纏め上げることで成り立った軍である。
当然、他のネオデスジェネラルの軍勢と比べれば少ないが、それでも万はくだらない。
「確かにそうでございますが…お作りになられるには些か多すぎるかと…」
「まぁまぁ、いいじゃありませんか。」
そう横から口を挟んだのは、オイナの乳母係を勤めていたユキダルモン。
「オイナ様のやりたいことなのでしょう?私も手伝いますとも。」
「ありがとユキダルモン!マーメイモンも手伝ってくれるでしょ?」
「……わかりました。」
彼女はかくも、甘やかされながら育っていた。
426/04/27(月)03:59:03No.1424248622+
IDスレじゃないってことはただの荒らしか…
526/04/27(月)03:59:13No.1424248628+
>ID:sdpyUzPg
626/04/27(月)04:00:38 ID:sdpyUzPgNo.1424248674+
さて、材料が揃ってしまえばやることは一つ。チョコ作りである。
人間がチョコを作る際の工程というと、まずはチョコレートを包丁で細かくし、
コンロにかけた鍋で生クリームと混ぜて溶かしたものを、型に流し込んだら冷蔵庫で冷やす。と言ったところだろう。
しかし、今回これをやるのは水龍軍の姫君。彼女がそんな普通のやり方をするわけもない。
「マーメイモン、準備できたよ〜!」
「お任せください!ノーザンクロスボンバー!!」
巨大な鍋に詰め込まれた大量のチョコレートに、丁寧に清められた武器を使ったマーメイモンの攻撃が叩き込まれ、それらはものの数十秒で粉々に変わった。
「じゃあつぎは…あっため始めていいよ〜」
「はいはい…わかりましたよーっと…」
その鍋の下で待機していたのは、炎巌背負いし四つ足の竜デジモン『ヴォルクドラモン』であった。
当然、水棲系と氷雪系で構成されるこの軍にはいないデジモンだ。
しかし、水龍軍の首魁たるホムコールモンは、元を正せば火竜将軍直下の粛清部隊の出。火竜軍への伝手は豊富なのであった。
726/04/27(月)04:03:10 ID:sdpyUzPgNo.1424248736+
「ったく…久々にあいつの方から呼んできたと思ったら、まさかコンロ代わりにされるたぁねぇ…後で美味い溶岩奢ってもらわにゃぁなぁ…オイ嬢ちゃん!どのぐらい火力出せばいいんだ?」
「えーっとねー…50℃ぐらい?」
「はいはい…そんな温度出すのは逆に大変なんだぜ全く…メラモン辺りにやらせりゃいい仕事をどうして俺に振るかね…誰か嬢ちゃんに適材適所っつーもんを教えてやってくんねぇかぁ?」
「不敬ですよヴォルクドラモンさん。ちゃんと様をお付けして呼んでいただけます?」
「……はいはい、嬢サマね。」
釘を刺したユキダルモンに、ヴォルクドラモンは皮肉混じりに返すのであった。
826/04/27(月)04:06:09No.1424248827+
delしてグッバイ
926/04/27(月)04:06:20 ID:sdpyUzPgNo.1424248834+
そうして出来上がった大量の溶けたチョコに、これまた大量の生クリームが流し込まれる。
「はぁ…はぁ…これだけあると…まぜるのたいへん…」
いくらデジモンであると言えど、オイナはまだ子供。ヘラで混ぜるだけでも重労働なのであった。…もっとも、これだけの量を混ぜるのは誰にとっても重労働なのだが。
「ふぅ…あ、そろそろ火止めて!」
「あいよー嬢サマー。」
そこからはユキダルモンやマーメイモン、ついでに通りすがった水龍軍の構成員まで巻き込み、カップへと流し込む作業が続いた。
何せ量が量である。これが行われているのが悪の組織の拠点の一つということも考えると、もはやバレンタインというよりは、何かしらの密造のような光景であった。
「なんとか終わりましたね…」
「まだだよマーメイモン!ちゃんとテンパリングしないと!」
「それではこの私にお任せください、オイナ様。」
乳母係のユキダルモンは彼女の前に出ると、両手を合わせて構えを取る。
「ユキダルモン、ワープ進化!」

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