二次元裏@ふたば
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画像ファイル名:1773675652348.png-(155040 B)
155040 B26/03/17(火)00:40:52No.1411491259そうだねx1 03:31頃消えます
温泉旅行のペアチケット。
3月に入りトレーナー業もひと区切りした頃。何年か前にも温泉旅行券を当ててロイスと温泉旅行に出かけたなと思い出しながら、手の中にあるそれを眺める。

「トレーナーさん、それって温泉旅行券? そういえばそろそろだったわね。……そうだわ、今度の温泉旅行のコンセプトなんだけど――」
ロイスアンドロイスはパンと手を叩き嬉々として話し出す。こちらが何かを言うよりも早く、彼女の中では温泉旅行には何かしらのコンセプトが必要だということになっているらしい。

思えば、以前の温泉旅行は青春の追体験ということで修学旅行をコンセプトに、彼女の完璧なプロデュースのもと学生時代の旅行を楽しむことができたのだが。
……まあ、それを思うのなら、せっかくロイスと温泉旅行に行けるのだ。彼女の完璧なプロデュースを楽しみにするのも悪く無いだろう。

「――って、感じで行こうと思うのだけれど、どうかしら?」
「……え? あっ、ごめん考えことしてて聞いてなかった……!」
削除された記事が3件あります.見る
126/03/17(火)00:42:21No.1411491581+
少し気が逸れてしまって、彼女の提案を聞き逃してしまう。慌てて謝ると、もうしっかりしてよね? とお小言をいただきながら、改めて、ロイスから今度の温泉旅行のコンセプトを告げられる――。
「今度の温泉旅行は、年の差カップル温泉デートよ……!!」

――――――
「んん〜〜っ……! 着いた〜〜♪」
駅から出ると、そこは湯気立ちのぼる温泉街だった。
「ねっ、トレーナー♪ 早くいこっ!」
「おいおい、もう少しこの温泉街の空気をだな……」
「もう、そんなことしてたら温泉街が逃げちゃうわよ! さ、はやくはやく♪」
はしゃぐロイスが俺の手を引く。そんな楽しげな彼女にかけ足で歩幅を合わせる。

――傍から見れば、恋人同士のような距離感の俺たち。こんなことに至るまでには、紆余曲折があり……。
『――いや、駄目だろ。なんでよりにもよってカップルデートなんだ……?』
「ちょっと、却下するのが早いわよ! 何か問題でも……!?」
何の問題があるかと言われれば、問題でしかない。あくまでも俺とロイスは指導者と生徒だ。そのような立場でカップルの真似事だなんて。
226/03/17(火)00:43:41No.1411491906+
「コンセプトなら他にもあるだろ、わざわざカップルを演じる必要なんて……」「あら、必要なくそんなことをするとでも?」

……そうして彼女の口から語られる、ファン向けディスク『ロイスちゃんと温泉旅行でプライベートデート〜みんなの愛バが今だけは貴方だけの恋人〜』なる作品企画。
まだ具体的な制作は始まっていないらしいのだが……しかし、この企画を進めるにあたって1つの懸念点があった。それは彼女には恋愛経験が無いということ。

演技力が高くリサーチ力も高い彼女のことだ。ドラマのような『恋』は演じられるかもしれない。けれど、プライベートデートのような『自然体な恋愛関係』を演じるとなれば一筋縄ではいかないだろう。

……という経緯があり、ロイスと俺は自然体な恋愛関係を擬似的に体験する為このようなことをしているのだが――。
「トレーナー、もくもくよ! 川から湯気が立ってる……!」「……はは、これぞ温泉街だな」
あどけない表情を見せはしゃぐロイス。俺に対する呼び方も少しフランクに変え、デートを全力で楽しむ年下彼女を演じるロイス。
一方で俺は、大人の余裕を感じられつつも楽しげな彼女に付き合う年上彼氏の役だ。
326/03/17(火)00:45:08No.1411492208+
正直なところトレーナーの立場として、最後まで擬似的にでも恋愛関係を演じるのは……と難色を示していたのだが――。

『――もう私も高等部よ? それにトレーナーさんと私の年の差なんてたった5つしか無いじゃない。これくらい普通よ』
……と、彼女に押し通されてしまった。

しかし、まあ。これもいつもの彼女のセルフプロデュースの為だと思えば……自分はいつだって彼女のセルフプロデュースの為に全力を尽くしてきたのだから、ベストを尽くすしかないだろう。

「うーん、美味しそうな匂い……! この辺、何があるんだろう……私、気になる!」
キラキラとした眼差しでこちらを見るロイスに合わせる。
「温泉まんじゅうに温泉たまごに、色々あるみたいだな」
「えー! どれも素敵……♪ ねえねえ、トレーナーどこから回ろうかしらっ」
普段の彼女なら、事前のリサーチは欠かさないだろう。しかし今はただのロイスアンドロイスではなく、デートが楽しみな年下彼女のロイスだ。
だから、そんな彼女に合った付き合い方は――。

「……じゃあ、一緒に色々見てみようか」「……! うんっ♪」
426/03/17(火)00:46:17No.1411492452+
とん、と俺の腕に寄って軽く当たって、そうして横並びになって俺とロイスは歩き出す。――このナチュラルな距離感の近さ、やはり彼女の演技は完璧だと言わざるをえないだろう。

「おいひ〜♪」
温泉まんじゅうを頬張るロイス。
「こっちの白あんのまんじゅうも美味しいな」
「え〜、いいないいな。……ね、一口ちょうだいっ♪」
「いいよ、はい」
そう言って、食べかけの白あんまんじゅうを差し出すと、ロイスはパクりとこちらのまんじゅうを口にする。

「んっ、ホント……! 美味しい〜♪ じゃあ、こっちもおかえし♡」
「……ありがとう、あむ」
……少し躊躇いそうになりながら、しかしこれもコンセプトを守る為思い切って彼女の食べかけのまんじゅうを口にする。
「ロイスのも美味しいな」「えへへ♪ でしょっ」

――事前に、俺たちはどこまでカップルらしい行為をするか、していいかを決めていた。軽いボディタッチはセーフ、所謂『間接キス』も少し揉めたがアリということになった。
526/03/17(火)00:48:02No.1411492850+
当然、過度なスキンシップやキスなどといった行為は禁止にしたが、許容できる範囲で本気でカップルを演じようということになったのだ。

「あ、足湯……! トレーナー、ちょっとお先に温泉体験しましょ!」「おお、良いな。行ってみようか」
靴を脱ぎ、温もりを感じる木目の浮かんだ椅子に腰掛けゆっくりと素足を足湯に浸ける。

「わっ、あったかい……!」「おぉ、これは……癒やされるな」
じんわりと温かい湯が足をじっくりとほぐし温めていく……。
「はぁぁ……」
「……ぷっ、ちょっとトレーナーオッサンくさい〜」「なっ……!」
人が癒やされていた所に、こいつは。ちょっとむっとして、隣に座るロイスの足めがけてぴしゃと湯を蹴る。
「きゃっ! もぅ〜やったなぁ……! えいっ」
「あっ、こらっ」
あくまで迷惑にならないように控えめにてはあるが、ふざけあって足を跳ねさせ湯をかけあう。たまに空振って素足同士が当たることもあるが、それはご愛嬌ということで。

――そうして、俺たちは温泉街デートをめいっぱいに楽しむのであった――。
626/03/17(火)00:48:56No.1411493060+
――――――
「……ふぅ。温泉、気持ち良かったわね……♪」
「ああ、良い湯だったなぁ……こっちはそんなに他のお客さん居なかったからゆっくりできたけど……そっちはどう?」
「うん、私もそんな感じ。……あ〜、温泉って最高ね……」
夕食も済ませ、温泉にも入り、そうして2人部屋でのんびりと過ごす。
部屋は当然だが、分けてある。いくらカップルという体でやっているとはいえ、同じ部屋で寝泊まりする気など毛頭ない。年上彼氏という役は全力でこなすが、それはそれである。

「……ねぇ、トレーナー」
そうして、2人浴衣姿でゆっくりしていると、不意にロイスはこちらをそっと呼ぶ。
「ん、どうしたんだロイス……?」
そう彼女に応えるやいなや、こてんと。俺の肩にロイスが頭を預ける。
「今日、とっても楽しかったわ。温泉旅行デートってとっても素敵ね……ホント、夢みたいな気分ではしゃいじゃった」
「……そうだな」
「トレーナーも、楽しかった……?」
目を合わせないまま、互いに遠くの部屋の壁をぼうっと眺めながら、言葉を交わす。
726/03/17(火)00:50:41No.1411493471+
「……ああ、楽しかったよ。君と一緒だったから。……一緒にこれて良かったな」
「ええ……」
ちく、たく、と。時計の音だけが響く静かな部屋で、肩に彼女の重みを感じながら、触れながら、2人。気まずさなんて無い。ただただ、こうして2人でいられる幸せを、噛みしめるように――。

そうして、しばらくの時間が経って。そろそろ寝るべき時間になった。だから、彼女にそう告げて部屋に帰そうとした、……のだが。

「……ロイス?」「…………」
もう時間だと言っても、彼女は動こうとしなくて。
「――ねぇ、トレーナーさん。もっと、こうしていて、良いかしら……?」「……えっ?」
それは――その声色は、口調は、さっきまでのロイスとは、なんだか違うように思えて。

「でも、もう寝る時間だから……そろそろ帰らないと」
「……わかってるわ、けど――まだ、帰りたくないの」

「……トレーナーさん、貴方とこうしている時間が……私、好きみたい。……まだ、終わらせたくないの」「ロイス……?」
826/03/17(火)00:51:48No.1411493713+
ぽつり、ぽつりと言葉をこぼすロイスアンドロイス。それが、自分には……演じているものとは、どこか思えなくて。

「今日という一日が、ずっとずっと……楽しかったから。幸せだったから。……だから、ここで終わらせたくない……まだ、終わらせたくないのよ……」
顔を伏せて、すこし震えながら、彼女はこぼす。

「これで終わりなんて、嫌よ……私、私ね……? 分かっちゃったのかも……今日一日、恋人同士でデートして……だから、だから――」
そうして、彼女は……じっとこちらを、潤んだ眼差しで、上目遣いで、俺に――。駄目だ、ダメだ、だめだ。それは、それ以上は。

「まだ、帰りたくない……私、わたし……だってトレーナーさん、貴方がっ――」
「っ……ロイスっ!」「っ――!」
強引に、肩を掴み彼女を押し放す。

「これ以上は、ダメだ。それは、言葉にしちゃ、だって俺はトレーナーで、君は……!」
「…………っ」
掴んだ彼女の肩が、フルフルと震える。けれど、だからと言って彼女への拒絶の言葉を止める訳にはいかない。だって、それが俺の――。
926/03/17(火)00:54:07No.1411494153+
「っ……ぷっ……! ぷっ、ふふっ……くつ」
「…………ロイス?」
肩を震わせ続ける彼女だったが、何やら様子がおかしい。そんな彼女の様子に思わず手を離し困惑していると――。

「ぷっく……あっははっ! ちょっ、ちょっとトレーナーさんっ本気にしすぎよっ! あっははっ」
「――は、……はぁ……!??」
顔を上げた彼女の瞳のフチには涙がたまり、そうして……堪えきれないみたいに笑っていた。

「……じゃあ、あれは全部演技だったってことか」
ひとしきり笑っていたロイスが落ち着いた頃合いを見計らってワケを聞くと、どうやら先程までのやり取りは全て彼女の演技だったらしい。
「くっ……ふふっ……ええ、ごめんなさいね。やっぱり、ファンの方々に最高の彼女ロイスちゃんをお届けするには、トレーナーさん。貴方が思わず本気にしちゃうくらいのことをやりたいと思ったのよ」
そう彼女に説明されて、どっと肩の力が抜ける。

「お前……ホント……こっちはもう、色んなあれが頭駆け巡って、ホント、ヤバかったんだぞ……!?」
「ごめんなさい……でも、それだけ迫真の演技ができてたってことよね? ふふっ、流石は私……!」
1026/03/17(火)00:55:44No.1411494485+
「冗談じゃない……いや、ここは冗談で良かったと言うべきか……」
こちとら責任問題やら何やらで、肝が冷えっぱなしだったのだ。

「ふふっ、けどこれでファンディスク『ロイスちゃんと温泉旅行でプライベートデート〜みんなの愛バが今だけは貴方だけの恋人〜』は完璧な仕上がりになるわ……! トレーナーさん、貴方のおかげよ!」
「ああ、そう……それは良かった……」
どっと疲れて、それ以上何かを言う気にはなれなかった。

「――あ、そろそろ時間ね。もう部屋に戻らなきゃ、それじゃあトレーナーさんまた明日♪ おやすみなさいっ」
「……ああ、おやすみ」
そう言って、俺は部屋へと戻るロイスアンドロイスを見送った。
ここまでのことをされたのだから、ならばせめて……彼女の作ろうとしている作品が素晴らしいモノになるのを願って。
溜め息を一つ吐き、俺は一人残された部屋で就寝の準備を始めるのであった――。
1126/03/17(火)00:56:59No.1411494711+
――――

「――……ふう。……ふふっ、やっぱり」

「……本物の想いを、体験をするのが、一番効くわね。……トレーナーさんにあれだけのことを言っちゃったんだもの、この経験を絶対モノにしてみせるわよ……!」

――その後、リリースされたロイスのファンディスクが、誰もが心を奪われる至高の作品に出来上がったのは、言うまでもない話である。
1226/03/17(火)00:57:21No.1411494772そうだねx1
おわり
ロイスとの温泉旅行はいくらあってもいい
1326/03/17(火)01:03:27No.1411495845+
いい…
1426/03/17(火)01:04:33No.1411496031+
実際の温泉コミュだとシラフでトレーナーの恋バナ聞きたくないガールだったのかわいかったから
BNWの絡みみたいにシラフにイチャついて欲しいところはある
1526/03/17(火)01:41:37No.1411501305+
シチュを口実にずっとイチャつける2人
1626/03/17(火)01:47:45No.1411502012そうだねx1
これは大丈夫なのか
脳破壊にならないか
1726/03/17(火)01:49:18No.1411502180+
スレッドを立てた人によって削除されました
1826/03/17(火)02:03:44No.1411503776+
スレッドを立てた人によって削除されました
なんかわーわー喚いてたキチガイのスレ
1926/03/17(火)02:08:23No.1411504249+
ロイスはだいぶ王道というか等身大の女子してて好き
2026/03/17(火)02:11:16No.1411504547そうだねx1
スレッドを立てた人によって削除されました

まとめ動画目的のキチガイだろ?
2126/03/17(火)02:12:47No.1411504705+
一線引けるトレーナーは偉いよ
2226/03/17(火)02:13:38No.1411504788+
久しぶりにいいスクリプトに会えた
続き物かる
2326/03/17(火)02:17:44No.1411505149+
おもしろメガネは何人いてもよい
2426/03/17(火)02:39:11No.1411506697+
👮👮‍♀️
青少年健全育成条例違反です

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