二次元裏@ふたば
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画像ファイル名:1786070549792.jpg-(691089 B)
691089 B26/08/07(金)11:42:29No.1456154311そうだねx7 13:43頃消えます
イモゲンチャーの怪文書を書きました。ひと屋です。
ちょっとやりたさ優先で大分先の話を書きますが多分この前が決まった瞬間にこの話はプロトタイプになると思います
とりあえず、おねショタやりたいならおねをこんな偽姉みたいにしちゃダメって話です
fu7079102.txt
お借りした味方枠
fu7079093.jpg
折角だから貼る貰ったファヨンさんのお手書き
fu7079100.png
126/08/07(金)11:43:18No.1456154479+
前回なんて無いけど前回のあらすじよ、デビドラモン!ヴォーボモン!!
バロッコ東部の港町で誠実の紋章と所持者のデジヴァイスを取り返した片桐達は、ひと屋の支援を受け中央に向けて侵攻を始めた南のファラオモン打倒を次の目標に決めたのよ。
そんな中、またバロッコとレイヤーが重なった上、妙な森で私達とはぐれた勇太の前に現れたのは林花英(イム・ファヨン)……いつぞやの偽姉!あいつも鮎川といっしょに越谷出禁にしてやる!
しかもよりによって家に誘いやがって!!デジタルワールド・バロッコは私の脳に優しくないから嫌いよ!!二度と来るかこんなデジタルワールド!!
……あらすじは終わりよデビドラモン、ヴォーボモン……勇太ぁ!!その偽姉は鮎川とは別方向で怪しいから惑わされんじゃないわよ!!?
226/08/07(金)11:43:54No.1456154606+
「ここがアタシ達の家。とにかく上がって」
鬱蒼とした森に似つかわぬ板張りの一軒家に、日野勇太は戸惑いながらも林花英に言われるがまま、足を踏み入れる。
玄関からすぐ、居間が見える。フローリングの床、ベージュのソファー、木目調のテーブル。視線を動かす度に見える光景は、まさしくどこかにありそうな一軒家そのものであった。
(でも何で、こんな森に……?)
戸惑いを強めた勇太は、双眼鏡を玄関の壁にかけ、開けっ放しの自室であろう部屋へと近づくファヨンに尋ねようと、視線を移した。
「ファヨンさん。この家にいつカラァ!?」
その瞬間、既に浅葱色のコートと白いブラウスをベッドへと投げていたファヨンが、普段からしているような動きで薄桃色の下着のホックを外し、同じように放り投げた。
予期せぬ物が見えてしまった勇太は、顔に湧き上がった熱を抑えて、顔を逸らす。直後に駆け寄ったギリードゥモンが、後ろから勇太の目を塞いだ。
「どうしたの勇ちゃん!?虫かなんか「あんたよファヨン!勇ちゃんも居るのにそこで脱ぐな!!」
それからすぐ、勇太の耳には後悔の叫びと慌ただしい足音が響いた。
326/08/07(金)11:44:26No.1456154713+
「ミアンヘ!いつものクセでやっちゃった!!」
「その……見えてませんし……大丈夫です……」
ソファーに向かい合わせで座り、青い部屋着姿で両手を合わせて謝るファヨンに、勇太は彼女の背中越しに見えてしまった胸の膨らみを記憶から掻き消しながら、目を逸らし答えた。
「気をつけなよ勇ちゃん。こいつホント抜けたことするから」
呆れ声で湯呑みをテーブルに置いたギリードゥモンをに対し、ファヨンは睨みながら「シックロウォ」と吐き捨てた。
二人のやり取りとまだ消しきれない記憶で引き攣った表情のまま、勇太は湯呑みを覗くと、湯気立つ薄橙の液体の底に果実が見えた。
啜ると、熱と同時に柑橘や蜂蜜の味が口に広がり、勇太は自然と表情が緩むのを感じた。
426/08/07(金)11:45:07No.1456154856+
「中々いいでしょ、勇ちゃん。私もファヨンの柚子茶は気に入ってる」
「うん……ちょっと落ち着いてきた」
ギリードゥモンが勇太に話しかけ、自分の柚子茶を一気に啜る。ファヨンもその様子に切れ長の目で微笑みながら、自分の湯呑みに口をつけた。
「ふぅ……あの、本当にありがとうございます、ファヨンさん」
「いいのよ。アタシはお姉ちゃんだから」
柚子茶を飲み干した勇太は、相も変わらず姉を自称するファヨンに、困りながらも硬く笑い返した。
「夜になったら危ないからさ。ここはまだ安全地帯だけど、勇ちゃんを無視できないよ」
ファヨンが眉を動かし、窓の外を見た。勇太もそれに続き夕焼けで燻る樹木と葉のくすんだ緑が続く森に目をやり、光とパートナー達の顔を瞬時に思い浮かべた。
526/08/07(金)11:45:45No.1456154985+
「光、怪我してないかな……ヴォーボモンもデビドラモンも大丈夫かな」
勇太は呟いたと同時に、樹上から自分達を分断させた樹木のライフルや、どこから放たれたかも分からぬ矢の鈍い光沢を思い出し、背の冷えと薄っすらとした怒りの熱を、感じ始めた。
「光ちゃんには、デビドラモンとヴォーボモンがついてくれているんでしょ?大丈夫よ」
その様子にファヨンが、穏やかな声音で答えると、勇太からは一旦、熱と冷えが引いていく。
「分かってます。でも、やっぱり」
「不安だよね、でもさ」
声音を変えずファヨンが立ち上がり、勇太に近づき膝を曲げた。
それから目線を合わせ両手で肩を掴むと、勇太は窓の外に見える葉のような暗い緑の瞳と香水であろう花の香りに、心臓が大きく鳴ったのを感じた。
「光ちゃんとパートナー達を信じて。
明日からは、アタシ達も一緒に探すから」
「……良いんですか!?」
ファヨンの言葉に勇太は破顔し、喜びから声を高くした。
626/08/07(金)11:46:25No.1456155147+
「森を抜けたいのは私達もよ、勇ちゃん。
この家見つけて結構経ったけど、三日くらい前から急に周りが森になってさ」
「ってことは、今まで森じゃ無かったの?」
「そうよ。外の肉畑とこいつの浪費癖で買い込んだ物資で、今は何とかなってるけどね」
ギリードゥモンがファヨンを咎めるように見ると、彼女は即座に顔を逸らした。
「アタシ達も森から抜けようとしてるけど……変な銃や弓矢で攻撃されるし、デジモンも攻撃的で中々……ね……」
「あの、俺も出来ることはします。デジヴァイスはあるので、やれることがあるんです」
「そっか。なら、まずはさ」
そう言って笑ったファヨンが立ち上がると、どこか軽く楽しげな足取りで、キッチンへと向かった。
「晩御飯の用意するから、待ってて」
726/08/07(金)11:47:00No.1456155277+
「サンチュの代わりもシャリの実もある。ごま油も味噌もあるし……やる、か」
炊飯器のスイッチも押し、一通りの調味料も揃えたファヨンは、冷蔵庫から塊肉を出してまな板の上へ置くと、息を大きく吸う。
【あの時】から包丁を自然に持てず、肉を切るのも苦労するようになった。
唾を飲み込み、引き出しにある調理用のサバイバルナイフの柄を、ゆっくりと握る。
「……よし、出来る」
柄を掴んだ右手が小さく震え、生ぬるい湿りが拡がっていく。ファヨンはその不快感を抑え込みながら塊肉に刃を当て、厚めに切る。
切れた肉の弾力がナイフから右手へ、腕へ肩へと伝わる。やがて全身に右手と同じ湿り一瞬拡がり、ファヨンは微かに呻いた。
「っ……大、丈夫……」
切った肉をどけ、再び切る。また弾力が右手に伝わり、大丈夫と呟く。
切る、弾力を感じる。呟く。そう繰り返していくうち、右手の湿りは全身にも現れ始めた。
それでもファヨンは堪え、肉を切ろうと手を動かすと、ナイフをまな板に叩きつけてしまった。
その瞬間、右手から伝わっていた湿りが、へばりつくものに変わり始めた。
826/08/07(金)11:47:32No.1456155397+
「オットカジ……(どうしよう……)」
それからしばらく肉が切れず、動けなくなった。
ファヨンの全身は右手からの湿りに包まれ、ナイフから指も剥がせない。
焦りと動揺で震える中でも手を動かし、たまたま肉が切れた。その瞬間、はっきり【あの時】を、両親を刺した感触が蘇った。
「オンマ……アッパ……」
蘇る悔恨からの震えと叫びたい衝動を堪え、ファヨンは荒い呼吸のままナイフを離すべく、力を抜こうと指を意識し、動かそうと藻掻く。
「あの、俺にも手伝わ……ファヨンさん!?どうしました!?」
「ファヨン、落ち着いて!
くそっ!最近大丈夫だったから油断した!!」
足音すら聞こえないまま現れた勇太とギリードゥモンの声に、ファヨンは一瞬呼吸が落ち着き、ゆっくりと二人に顔を向けた。
「どう、したの……ごめん、もうちょっと待ってて……今日は……」
「ファヨン。まず深呼吸。それからゆっくり、ナイフ離して」
パートナーの言葉に従うも、指は接着剤で固められたように動かなかった。
926/08/07(金)11:48:08No.1456155503+
「ご、めん……離、れ……」
「ファヨンさん。大丈夫。大丈夫ですから……」
「待ちなさい勇ちゃん。流石に危な……」
涙声となり、目も潤み始めた。そんなファヨンに向かい、勇太が大きく息を吸って唾を呑み込むと、ギリードゥモンの制止に構わずに歩み寄った。
「ごめ、勇ちゃん。離……」
「放っておけませんよそんな状態!」
そして勇太は言葉も聞かず、ファヨンの左手をゆっくりと握ると、全身に伝わる湿りが、少しずつ、乾き始めた。
1026/08/07(金)11:48:47No.1456155611+
「っ……俺の手をふり払って落ち着くなら、すぐそうしてください。突き飛ばしてもいいです。
とにかくまず、ギリードゥモンの言う通り……」
優しい表情を浮かべながらも、声音と橙の瞳には、恐れがあった。
それでも自分より30cm近く背の低い少年が、かつての愚行から生み出された後悔で震え、ナイフを握ったまま反射でどう動くかも分からない自分の手を、優しく握っている。
ふと、何かが肩と背中から落ちたように思えた。そして自然とファヨンの手からナイフが離れ、湿りも生暖かさも、消えていく。
噴き出していた汗の感覚を自覚したファヨンが、勇太に握られている左手を握り返し、惜しさを感じながら力を抜くと、勇太も優しく笑い、手を離した。
「あの、料理なら俺にも手伝わせてください」
「うん。ありがとう。勇太君」
それに返したファヨンの声音は、自分でも驚くほど自然なものであった。
1126/08/07(金)11:49:23No.1456155745+
スレに貼る分はここまで!大体13000字くらい!
今回もたくさんごめんなさぁい!!
1226/08/07(金)12:05:39No.1456159550+
二度とくるかよ
デジタルワールド・バロッコ
1326/08/07(金)12:20:02No.1456163877+
保護されたと思ったらもっとやばいことになっとる……
1426/08/07(金)12:24:39No.1456165334そうだねx2
あらすじ光ちゃんでダメだった
1526/08/07(金)12:28:37No.1456166704+
あらすじでも怪文書でも光ちゃんに二度とくるかと言われるバロッコ……まぁ仕方ないな
1626/08/07(金)12:43:29No.1456171631+
こっから光ちゃんは篤人達で森に入って勇太君を探すんですがファヨンさんは勇太を家に監禁して手勢や仕掛けを利用しつつ篤人達を狙撃しようと森に潜んで色々やるって流れになると思います
最後は人質と誠実の紋章とデジヴァイスで勇太と人質交換して直接対決かな
1726/08/07(金)12:50:19No.1456173690+
ショタ一人のためにちょっと体張りすぎじゃない?ファヨンさん

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